リハケア神戸 創設者からのメッセージ
障がいを持って生まれてきた次男を育てていく中で、福祉の大切さを知りました。理学療法士として病院や大学で働いてきた経験が無力であると感じるほどに、障がいを持った子供の子育てには悩みました。自分の悩みを軽くするために、平成23年に児童デイサービスいっぽいっぽを設立しました。
設立と同時に多くの方から利用したいという申し出を受け、子供たちが喜んで通ってくれること、保護者の方から感謝の言葉を頂くことで、本当にいっぽいっぽを設立して良かったと感じています。
子供は皆、生まれながらに成長する力を持っています。さまざまな理由により成長が遅れることがあっても、少しずつでも成長していくのです。1ヶ月や2ヶ月では、わからない成長でも1年前2年前と比較するとすごく成長しています。その成長が仕事のやりがいであり、明日への活力となります。子供たちの成長をサポートしているつもりが、こちらが支えられているのかもしれません。
平成25年には小学生を対象とした放課後デイサービスいっぽいっぽを設立しました。放課後デイサービスでは、150坪の敷地の中で庭遊びや畑での野菜作りなど、さまざまな経験を積んでいます。デイサービスに通えない子供たちのために平成24年には訪問看護ステーションきらりを設立しました。小児のリハビリ経験豊かな理学療法士が在宅で子供たちの成長のお手伝いをしています。子供以外にも、在宅生活をしている障がい者やお年寄りの看護・リハビリも実施しています。
われわれが目指すところは、障害があっても高齢であっても前に進もうとしている人、現状に満足するのではなく今よりも少しでも善くなろうとしている人をサポートすることです。そのために、われわれ自身が日々いっぽいっぽ成長して、きらりと輝く未来のために努力し続けなければなりません。これからも、神戸の地域の方のために、看護・リハビリ・介護の分野で貢献していきたいと思います。応援、よろしくお願いします。